危険につながるミスの連鎖　注意　音声送信

常に話しかけられたり、集中できない状態に置かれることで注意力が散漫になる経験はありませんか？
ケガをしたり、危険な事故を起こす可能性もあります。
四六時中、考えるスキを与えないように話しかけられると言う嫌がらせのご相談が増えています。

X線検診　事故　危険

群馬県沼田市のブラジル国籍の女性が検診車内でＸ線撮影の際に死亡した問題が起こりました。
この事故で、検診を実施した全日本労働福祉協会（東京）は、設置した事故調査委員会の報告をおこないました。
事故の要因については、頭を下にした状態で撮影台を左に傾けたことが滑落を招いたことや、
放射線技師が女性の位置を監視モニターで確認せずに撮影台を動かしたことなど、
一つではなく複数の要因が重なったと結論づけています。

沼田市恩田町のパート、マスコ・ロザリナ・ケイコさん（５８）は、
胃のＸ線の撮影の際、撮影台と車内の壁に挟まれ亡くなりました。
県警は、業務上過失致死の疑いでの立件も視野に捜査しています。

事故調査委員会の報告書によると、撮影台にうつぶせになり、頭が下に傾き、そのまま左方向に傾いた際、
マスコさんが何らかの理由で手すりを離し、体が滑って頭部が左側角の縁を乗り越えたと推測しています。
診察した放射線技師は女性の状況を十分に確認できておらず、落下に気がつかず撮影台を水平方向に戻したため、頭が挟まれたようです。